『転職の思考法』を読んで思ったこと
『転職の思考法』を読み終えました。
なぜ読んだのか
Amazonのビジネス書売上ランキングをざっと見て目に止まったから。
昨年8月辺りから退職という選択肢を意識し始めていたものの、今までに経験がなくて踏ん切りがつけられず、今に至っているという背景もある。
読了にかかった時間
2時間くらい?
華の金曜日に退社してから喫茶店行って読み始めたら一気に読んでしまった。
印象に残った箇所
- 20代で「専門性」を身につける。すると、30代ではその専門性を活かした仕事を「経験」できる。40代で「人脈」を形成し活かせるかは20代、30代次第
- いつでも転職できる人材がたくさん居続けている会社が最強
- 「ポジショニング」を考える。成熟しきった・衰退しているマーケットではなく、伸びるマーケットに身を置く
- 給料が半分になっても今の仕事を続けたいか?の問いにノーと答える人がほとんど。それはお金に買われているということ
- 心からやりたいことがなくても悲観する必要なんてない(99%の人間はどんな人でありたいか、どんな状態でいたいかを重視するタイプ。何をするかを重視するタイプは1%)
所感
もっと早く読んでおきたい本だった。
タイトルにあるように、このまま今の会社いてもいいのか?と思っている人、また、転職経験のない人、キャリアプランに悩んでいる人が読むと刺さる内容が満載。
架空の登場人物が出てくる物語形式で展開されていく。
上には記載しなかったが、他にも、いい転職エージェントかどうか・いい会社かどうか判断するポイントや、質問すべき内容についても書かれている。
最後の方でゲームを例えにして説明していたが、全体的にゲームを例えにして説明できそうな気がした。
―20代
私はゲームの主人公。
私はこのゲームでどんな人物になりたいのだろう?唯一無二の最強剣士?みんなに愛される回復士?それとも…いろいろ考えてみたが、この世界には剣や弓で戦える人は溢れているし、最近銃が出てきたから、銃を扱えたら需要ありそうだな。よし、ガンマンをジョブにしよう。
じゃあ次はギルドに所属しなくちゃ。まだ全然経験ないし…とはいえ鳥なら仕留められるから…鶏肉屋を展開しているギルドとかがいいかな?
―
はあ…なんかもう鳥ハントつまんなくなってきちゃった…今となっては簡単すぎだわ…仕事楽しくねえ…ギルド変えようかな…
へえ、最近は農業が盛んなのか。…ん?イノシシハンター募集中のギルドがいっぱいある!ギルドマスターと話してみよーっと。
― 30代
「なあなあ、お前を優秀なガンマンと見込んでよ…お願いがあるんだがよ。人撃ってくんねえか?殺人犯が潜伏してんだわ」
「…え?」
―
犯罪者とはいえ人を撃つのはもう嫌だわ…どんだけ夜うなされてんだよお…貴重な経験はできたけどもう嫌だよお…ギルド変えよう…
― 40代
「よーす久しぶり。実はさ、今度肉屋ギルドを展開しようと思ってんだわ。お前さ、今まで鳥とかイノシシとかシカとか仕留めてきたじゃん。だからさ、ジビエ系の肉の調達を担当して欲しいんだけど、どう?」
「いーよ。」
「あ、あとさ、腕のいい料理人いたら紹介してくんね?」
「そうだな…アイツとかいいかも。ちょっと電話してみるわ。」
…みたいな。
アラサーが見えてきている20代なので、マーケットバリューの高め方としては、ラベルを決めて専門性を高めていくってことになる。
自分がプログラマーとしてどんな人になりたいのか…まずはそこから考えていく必要がありそうだ。