『エラスティックリーダーシップ』を読んで思ったこと

『エラスティックリーダーシップ』を読み終えた。

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なぜ読んだのか

書評記事を読んで気になったから。
私は2014新卒入社で、4年目のSE。リーダーやマネジメントをしているわけでもない。
それでも、働き始めてから、個々人のプログラミング力と同じくらい、いや、それ以上に、チームの一員として・プロジェクトのメンバーとして動くことの重要性に気づいた。
それから、チーム・リーダー・マネジメントといった分野に興味を持つようになった。

そんな矢先に、この『エラスティックリーダーシップ』の書評記事に出会い、購入に至った。


箇条書き感想

  • 難しい内容で、理解が及ばないところが多かった。ただ、チームの状態というのは変化するもので、その状態に合わせたリーダーシップを発揮する必要があるということは強くうなずけた。本書の話を踏まえると、指導本もサバイバルモード向けか学習モード向けか自己組織化向けかカテゴライズできそう。
  • この本を読んで、私がどことなく感じていた不満のひとつは、チームの状態がサバイバルモードではないのに、指揮統制リーダーシップをとられていることだと気づいた。
  • コミットメント言語の実践は難しいなと思ったが、確かに宣言通りにできなかった場合、問題があるのは明確なので、学習フェーズの取り組みとしては良さそう。
  • バス因子も頷ける話だった。バス因子当人が自分にしかできない仕事ということで意義を感じてたら最悪のバス因子。
  • 成長を考えると、安全地帯の外に出て、不快感を感じながら取り組むことも必要。必要性は分かるが、不快感の与え方が難しそう…。学習モードのリーダーシップの見せ所。
  • クリアリングミーティングはできれば効果がありそうだけど、これも難しそう。
  • 後半のエッセイ集、自分の3つ上の人(29)が著者にいて驚愕。
  • 「うまくいったらどうなるの?(44章)」「問題の認識と、認識した問題への解決策。本当に適切か?(46章)」を考えるようにしたい。
  • 今回、記事を書くにあたって、他の読者がどう思っているのか拝見させていただいたなかで、この記事で紹介されていた「TeamGeek」という本が気になった。HRTも知らなかったので、読んでみたいと思う。