『新装版 達人プログラマー 職人から名匠への道』を読んで思ったこと

『達人プログラマー』を読み終えた。

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なぜ読んだのか

2014新卒として入社し、丸3年が経過。4年目を迎えたものの、圧倒的技術力の成長もなく、エンジニアとしてこの先生きのこっていけるのだろうかと不安を抱く日々。
そんな中、2017年の春先から日課となりつつあったはてブチェックで、2017新卒関連のスライドが目にとまる。

エンジニアとしてこの先生きのこるために // Speaker Deck
Stairway to The Pragmatic Rails Programmer

特に印象に残った上記2つのスライドで共通で名が挙がっていた本が『達人プログラマー』だった。
エンジニアとしてのこれからに悩んでいたこともあり、購入した。


蛇足:Rebuild.fm案件

購入して手元に届く前に、はてブでこんなコメントを見つけた。

はてなブックマーク - 5年間コードを書き続けたエンジニアが、新人に読んでもらいたい11冊+αを紹介する - エンジニアHub|若手Webエンジニアのキャリアを考える!

Rebuild.fm案件…?

Rebuild.fm案件とは - chrome blog

『達人プログラマー』が新装版になる前に出版されたのは2000年。
確かに17年前の本だし、これは早まったか…?と思った。

# Rebuild.fmはこれをきっかけに知り、聴くようになった
# 通勤の車で聴いて遡り中
# 該当のエピソードはまだ聴いてない


感想

読んでよかった。
自分のエンジニアとして欠けているところが見えてきた気がする。
この本の中心となる内容が、時代とともにトレンドが変わっていく言語やツールではなく、エンジニアとしての指針や心構えの当たり前だからこそ、長年読まれ続けているのだなあということがわかった。

就職してからの3年間は、業務に支障が出ないレベルで頑張ろうという態度だった。
しかし、


こういった状況もあり、この先エンジニアを続けるためには"知識ポートフォリオに対して定期的な投資を行うこと"は必要不可欠。
最近モチベが下がっていたので、いいケツ叩きになった。
まずは応用情報技術者試験の勉強を再開しようと思う。

心がけたいと思ったこと

DRY原則(Tip11)

コードもそうだが、動くコードが正、更新できてないドキュメントは無視、みたいな二重化もあるなあと思った。

コマンドシェル(Tip21)

小学生の頃からWindowsを使ってきたせいか、コマンドを避けてきてしまったところがある。
貝殻遊びに取り組んでみないとなあと思わされた。

エディタの熟知(Tip22)

エディタもそうだが、ツール全般使いこなせてない感があるため、どうにかしたい。

偶発的なプログラミングを行わない(Tip44)

わからん・動かん・落ちた・バグった→ググる→試す→動いた→テスト通った→やったー
…みたいなことをしてしまうため、とても刺さった。
ここはまさにプログラミング力の底上げが必要。

自動化(Tip61)

マンパワーでどうにかしようとする傾向があるため、少しずつ意識して取り組みたい。

日本語もプログラミング言語(Tip67)
ドキュメントは組み込むもの(Tip68)

どこかで誰かが述べていた、という記事を見た気がする…と思い探したところ、以下の記事だった。
雑な感想とメモ【まつもとゆきひろ氏特別公演】若手エンジニアの生存戦略 @DRECOM #colab_matz 20170520 - zuckey_17’s blog
ドキュメントをおざなりに考えないようにしたい。

以前読んだ似たようなテーマの本

以前読んだ本だと『SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル』が同系統かと。

ec.nikkeibp.co.jp


読書メーターの感想でも述べているが、このブログを始めたきっかけの本である。

『達人プログラマー』はエンジニアとしての指針や心構えを述べ、職人・名匠へ導く本であるならば、『SOFT SKILLS』はエンジニアとして飯を食べるためのキャリアの積み方や自分の見せ方に重きを置いたエンジニア人生設計本であると言える。